お金借りれない相談
- なぜお金を借りられない人になってしまうのか
- 信用情報機関の登録内容を理解しよう
- 一切借金がない人でも借りられないという不思議な現象
- 過去に債務整理や自己破産などがあればNGのケースが多い
- 1社で借りられなくても諦める必要はない
なぜお金を借りられない人になってしまうのか
消費者金融からキャッシングする場合には、誰もが余裕でお金を借りられると考えがちです。特に過去に消費者金融でキャッシングをしたことがない人は、カードローン審査や消費者金融の審査はザルで、誰にでも無条件にお金を貸すものだと誤認している人さえいます。
たしかに銀行の住宅ローンなどと比較すれば、借りられるケースが多いサービスと言えますが、いくら消費者金融や街金であっても審査があります。そして、審査の結果、落とされることもあります。つまり、消費者金融や街金だからといって必ずだれもがお金を貸してもらえるわけではないことを理解しておきましょう。
お金借りられない相談をする人の中にはこの誤認を引きずっている人もたくさんいます。自分が働いており、年収も問題ないと考えて不思議がっている人もいます。しかし、どのような業者であっても必ず審査があって、その上で落とされる人が出てくるのは仕方がないことです。そのため、まずは固定概念を捨てましょう。
また、そもそも論として借入の申し込みをした際の希望額が、あまりに現実離れしていて借りられない人もいます。たとえば年収450万円の人が300万円の融資を申し込むようなケースです。今は日本に総量規制という法律があるため、年収450万円の人は年収額の3分の1である150万円が借入できる最高額となります。そのため、この総量規制をクリアできていないために融資ができないケースもあります。
あるいは、総量規制を度外視したとしても、年収額とほとんど同額というような融資の場合、多くの業者が二の足を踏みます。なぜなら、給料があっても家賃や食費、交通費などの生活費がかかるのが人間ですから、それらの費用も踏まえるとおのずと返済に回せる金額も限られます。業者は審査の際にこうした側面からも書類を審査し、可否を出しているのです。だからこそお金を借りたくても借りられないというケースが生じてしまうわけです。
ただし、すべての業者がお金を貸してくれないわけではなく、粘り強く申し込みをおこなっていけばやがて貸付てくれる会社は出てきますので、そこまでまずは頑張りましょう。
信用情報機関の登録内容を理解しよう
賃金業者は人々から融資の申し込みを受けたあと、向き合うことになるのが信用情報機関に登録されている情報です。
国内にはいくつかの信用情報機関が存在しており、消費者金融や銀行、クレジットカード会社などが登録し、それぞれの会社における融資情報を信用情報機関に登録しています。つまり、賃金業者それぞれが自社における顧客への融資内容を登録して、他の会社の人がそれを見られるシステムです。
なぜこのようなシステムが存在するかといえば、審査のときに役立つからです。融資の申し込みをおこなう場合、他社からの借入状況を記載する欄がありますが、仮にほかの会社でたくさんお金を借りている人が新たな融資を受けようとしたとき、自分にとって不利な情報となる他社における借入は隠したいものです。そのため、申込書に正直に記入したり、告知するとは限りません。
ですから、業者が独自に他社における借入状況を調べられるように信用情報機関という存在があるのです。お互いに情報を出し合ってお互いに助け合うわけです。このシステムがあるため、自分がいくら口を閉じてもすべてが明らかになります。信用情報機関には借り入れをしている会社名、融資上限額や現在のリアルな残高、さらにはここ数年の返済状況などが細かく記載されています。
また、任意整理などをすればその事実もわかるようになっています。このような情報があるわけですから、融資の申し込みをおこなう際に金融業者にウソをつくのはやめましょう。お金借りられない相談を持ち掛ける人の中には融資をなんとしてでも受けたいと考えているために不利な情報を隠したり、ウソの情報を申し込み時に書く人もいます。しかし、正直に話していれば審査を通してもらえたのにウソをついたばかりに審査で落とされるケースもあります。やはり、消費者金融や銀行などは正直な人にこそ融資をしたいものなのです。
そのため、信用情報機関の存在を正しく理解した上で申し込んでください。また、信用情報機関に登録されている内容は本人であれば開示請求もできますので、気になるようであればどのような内容が記載されているのか1度チェックしてみましょう。
一切借金がない人でも借りられないという不思議な現象
お金借りられない相談をしてくる人の中には、過去にキャッシングやカードローンなどの借金が一切ないという人もいます。
すでにキャッシングやカードローンを利用していて、これ以上は借りられないということであれば理解できますし、過去の利用で遅延などがあったために、新たな借入ができなくなっているということであれば筋が通ります。
しかし、消費者金融のキャッシングや銀行カードローン、さらにはクレジットカードのキャッシングなどもまったく利用していない人の中にも審査を通らず、NG回答を受け取る人もいます。これは誰にとっても不思議な状況に思えるでしょうが、じつは意外と多いケースでもあるのです。
どういうことかといえば、一切の借入がないということは信用情報機関に何の情報も登録されていないわけです。一般的な感覚で言えば、何も情報がないということは借り入れがまったくないということの証であって、優良な人のように見えます。たしかに多くは本当に優良な人です。
しかし、その一方で別の理由から信用情報機関に何の情報も登録されていない人がいます。どういう人かといえば過去に自己破産をしていたり、任意整理をしている人です。過去にこうした金融事故を起こしてブラック扱いになってしまうと、その後は国内の多くの業者からの融資は受けられなくなります。その結果、信用情報機関に何の情報も登録されない期間ができてしまうわけです。このような人も世の中に存在するため、結果として申し込みを受けた賃金業者は何の情報も登録されていない人を素直に優良な顧客とは受け止められないのです。
各種情報は一定期間を過ぎれば信用情報機関から抹消されるため、遡って調べることもできません。自社からの融資であれば資料が残っていますが他社からの借入を債務整理した場合には調べようがないのです。そのため、答えがわからず、結果として審査に落とすという選択肢を選ぶ業者が多いのです。
このような方も存在しますので、まったく借り入れがないからといって必ずしも融資を受けられるとは限らないと覚えておきましょう。もちろん、同じ状況でも融資をおこなってくれる業者はありますので、あきらめずに審査を通してくれる会社を探すことも大切です。
過去に債務整理や自己破産などがあればNGのケースが多い
キャッシング業者などから融資を受けようと思っていても、審査を通過できずに融資が実行されないケースは多々あります。
賃金業者もボランティアではなく商売としてお金を貸しているわけですから、その申込者が利子も含めてきちんと返済してくれる人なのか、収入レベルからしてそれが可能なのかどうかなどを審査するわけです。その結果、業者側がNGと判断すれば審査を通過することはできません。
また、なぜ審査に落ちてしまったのかということは審査をおこなう担当者以外は知らないものです。いくら申込者本人であっても教えてもらえないのです。ただし、審査に落ちてしまう人の中にはいくつかの特徴がありますので、それを覚えておくことは大切です。ひとつのケースとしていわゆる債務整理をおこなっている方の場合、審査に落ちてしまうケースが多いです。
自己破産や調停、任意整理など、今は様々な形の債務整理手法が存在しており、弁護士や司法書士などに依頼することで借金を整理できます。整理するにあたって利息カットなどの手法も用いられ、以後は元金のみを返済していくこととなりますが、こうした債務整理をおこなうとその事実は信用情報機関に登録され、その信用情報機関を利用する全国の賃金業者も情報を共有することができるのです。
つまり、債務整理をおこなったあとに新たな借入を申し込んでも、過去の債務整理は知られてしまい、それが原因となって融資を断られることがあるのです。信用情報機関に登録された情報は5年や10年など、機関が決めている年月が経過すれば消えますが、それまでは残ります。任意整理の場合、概ね5年は残りますので、この期間内に申し込みをしても落とされるのです。
そのため、過去にこうした債務整理をおこなっているならば、一定期間が経過するのを待ちましょう。ただし、過去に債務整理があっても融資をおこなってくれる業者は存在するため、どうしても必要なお金があってキャッシングしたい場合には試しに申し込んでみることも考えてみましょう。また、債務整理をした影響で融資を受けられないとなれば、闇金業者などに目を向ける方もいますが、ヤミ金は違法な存在であり、利息も法外です。そのため、困ったとしても借りるのはやめておきましょう。
1社で借りられなくても諦める必要はない
消費者金融や銀行などでキャッシングやカードローンの申し込みをおこなうと、業者サイドで申し込み者の審査をおこないます。返済の意思や能力が明確にあるのかどうかをチェックするのです。
この審査の結果、落とされてしまう人もいます。それぞれの業者ごとに審査基準が設けられていますので、どのような方が落ちるかということは明確ではないのですが、それこそ大手企業に勤めている方であっても落ちてしまうことがある一方で、無職やフリーターであっても通ることがあるなど、本当に審査の基準はそれぞれの業者ごとに異なっているのです。そのため、1つの賃金業者の審査に落ちたからといって即座に融資を諦める必要はありません。
お金借りられない相談をする人の中には、たった1社に審査を申し込んで落ちただけで頭を抱えてしまっている人もいます。しかし、その会社の審査基準に自分が合わなかったというだけのことであって、ほかの会社ならば通るケースもあるのです。さらに言えば、それぞれの業者ごとの事情も影響してくる場合があります。
業者側も毎月貸しだせる金額の上限が決まっていたり、逆に社員にノルマがあってたくさん融資したいタイミングもあります。上限が決まっている中でいくら優良な申込者が現れたとしても、すでにその月の融資額が上限まで到達しているような場合、それ以上の融資をおこなわないこともあります。
また、ノルマが厳しい状況にあれば本来なら審査を通すかどうか悩む微妙なレベルの方でも通してしまうことがあります。融資を実行するかどうかは総量規制の問題を除けば法律で決まっているものではなく、あくまでもそれぞれの賃金業者がどう考えるかです。
極端な話、自己破産直後の人が融資を申し込んできても、その業者が融資してもいいと思えば融資は実行されるのです。そのため、それぞれの事情がありますので、ひとつの会社で審査を落とされたからといって悩む必要はありません。2つ目の業者に審査をお願いしたら、あっさり通ったという話は多々ありますので、まずは前を向いて融資を受けられるようにしましょう。
